DLNA、コンテンツの送受信は結局は HTTP

ご相談を伺ってますと予想外の勘違いに出会うことがあり勉強になります。
あるお客様は DLNA のコンテンツの送受信は特別なプロトコルで実現されているものと勘違いされておりました。もちろん、正解はただの HTTP Get です。

もっと正確にいうと、UPnP の ConnectionManager の "2.5.2 ProtocolInfo Concept" に記載されているとおり、protocolinfo の第一パラメータで指定するプロトコルで配信されるのですが、ここで http-get, rtsp-rtp-udp, iec61883(1394 but ベースです), internal などが定義されているのですが、インタオペラビリティが高くなるため実運用ではほとんどが http-get で配信されていると思います。

DLNA、その元になる UPnP ではコンテンツの送受信方法を定義しません。それは http や rtsp にまかせています。トランスポートの制御(フローコントロール等)は ftp にまかされ、アドレッシングは ip にまかされる、そういうレイヤ構造の仕様です。それらをベースにして UPnP ではサービスディスカバリやコンテンツディスカバリ、つまりネットワーク上にどういうサーバやレンダラがいるのか、サーバがどういうコンテンツを持っているのか、そういうことを見つけられる仕組みが提供されます。

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